W.ギュリッヒ(Wolfgang Gullich)の名前を初めて知ったのは、小山田大のAction Direct(9a)のDVDでだった。小山田大が言うには世界最強、激しいトレーニングと理論的に登る人だったらしい(1992年にアウトバーンでの自動車事故で他界)。その次にギュリッヒの名前を見つけたのは、菊地敏之著の《我々はいかに「石」にかじりついてきたか》の中でであり、そこでは、”一番若くてよわそうなのが時折我々のテントに来ては『プレイボーイ』などを借りていくという使いっパをやらされていたのが、ギュリッヒだった”と書かれている(笑。
で、そのギュリッヒの本。『フリークライミング上達法 W.ギュリッヒ/A.クービン著(山と渓谷社)1988年』を市の図書館の蔵書データベースで見つけたので、借りて読み始めた。まだ全て読み切っていないが、技術論のところで早くもダメだしされている。文中に、「あるグレードをオンサイトあるいはフラッシュで登る事が、フリークライマーの目標とすべき登攀の理想である。目標はグレード(よくある誤った考え方だ)ではない」と。まさに自分だ。今まで一生懸命自身の限界グレードを上げようと、何日も通い1QグレードをRPできた時には喜んでいたが、それは自分のクライミング技術を示すものでは明らかにない。(回数を重ねれば、適応して自身のグレード以上の課題が登れるというだけの事)。自身のグレードを引き上げるために難しいグレードを登る事は必要だし、それもこのスポーツの楽しみの一つかもしれない。でも、実際オンサイトやフラッシュできるグレードがせいぜい4〜5Qの自分が、すっ飛ばして1Qあるいは1Dのグレードを登ろうとすることは、墜落する回数も増え、つまり怪我の可能性も増える.....。また課題の一つの核心moveを解決し、引き出しを一つ増やすために要する膨大な時間は、オンサイトグレードだったなら、他のmoveの引き出しを沢山増やせたかもしれない。そうした積み重ねを経て自身の限界グレードを上げていく事が実は大切なのかな?と思えてきた。
折角、また一からクライミングを始めることになったので、課題グレードを目標とはせず、オンサイト&フラッシュグレードの向上を目標に頑張ってみましょか!
折角、また一からクライミングを始めることになったので、課題グレードを目標とはせず、オンサイト&フラッシュグレードの向上を目標に頑張ってみましょか!
今日は外来での診察とリハビリの2回目でした。診察の方は、手術創をちょちょっと消毒して終わり。スキンステープラーも抜鈎(ばっこう)しようか?と言われたけど、11日に担当医の先生が抜くと言っていたので、今日はパス。リハビリの方は、膝をホットパックしたので膝の屈伸かと思ったら、足首〜脹脛までのマッサージで終了。とりあえずリハビリの方は、膝よりも足首の可動範囲が狭い事を気にしている感じかな?
やっぱギュリッヒ先生は勉強になりますね!
そういえばヤマケイの登山技術書⑦に目標ルートの決め方が書いてました。
法則1 5.12aをトライするには11dを2本、11cを4本、11b以下を8本RPすること。
法則2 5.12aをトライするには11aをOSすること。
だそうです(僕はリードのグレードはよく分かりません)。既に知ってたらごめんなさい☆
投稿情報: ごち | 2010/03/09 23:12
α氏も同じ事言ってたな(笑)
(α氏mixi参照)
投稿情報: mm | 2010/03/10 00:43
ワタシもリードは分かりませんが、自分の技術とかけ離れたグレードを何度もトライして得た限界グレードはその人のグレード(技術)を示すものではない。ということを今更ですが知りましたよwww。
投稿情報: yugu | 2010/03/10 07:04
a氏が同じ事を言っているなら、少しは説得力あるな〜。
OSグレードだと、mmさんに負けてますね、ワタシ......w
投稿情報: yugu | 2010/03/10 07:07