日曜日のリハビリは自転車です。やはり車と信号が少ない場所で走りたいので、今回も島へ。またしまなみ海道かと思っていたけど、先のGWに小豆島に行っ た同僚の話を聞いて走ってみたくなったので、今回は小豆島でリハビリすることにしました。小豆島は瀬戸内海で淡路島に次ぐ大きさなので、今回はBD-1で はなくFELTです。ロードもSPDも久しぶり。ちゃんと乗れるかな?
小豆島には橋が架かっていないのでフェリーで渡らないといけません。四国側から渡ろうとすると、高松から。なので、今回は高松まではドクロベェにFELTを積んで車をフェリー乗り場にデポ、フェリーに自転車だけの乗せれば、片道1,020円(大人670円+自転車350円)です。でも、輪行すれば350円は要らないので、670円で小豆島へ行く事ができます。フェリーは1時間に1本間隔で運行されていますが、丁度港に到着した時には、土庄(とのしょう)行のフェリーの乗船が始まっていて、とても輪行して乗れそうも無かったので、350円をケチって次の船に乗る事にしました。
久しぶりの輪行は、どうやってやるのか綺麗サッパリ忘れてたよ(^^;。とりあえず、じっくり時間をかけながらやっていたら何となく思い出して、とりあえず最後は形になった...www。無事自転車と一緒に乗船して約一時間の船旅。そう言えば瀬戸内海でフェリーに乗るのは初めての経験だったけど、天候が良かったせいなのか船はほとんど揺れなかった。
船は定刻通りに土庄へ到着。フェリーターミナルの前の広場で自転車を組み立てる。組み立てるのは簡単で良いね〜。予定では輪行袋等はデイバックに詰め込んでコインロッカーに放り込み、身軽に走ろうと思っていたけど、肝心なコインロッカーが見当たらず断念、ドイターのバックを背負って走ることになってしまった。(帰りにターミナルの中に入ったら、ちゃんとコインロッカーがありました....。相変わらずちゃんと探さないワタシ)
今回は小豆島を時計回りにぐるっとまわって、大体60kmちょっとぐらいだろうから、観光しても余裕だろうと、ギネス認定の世界一狭い海峡である土渕海峡へ行ってみる。脳内地図が不明瞭だったが、あまり迷走する事無く到着できた。世界一狭い海峡は10m弱、海峡というより掘あるいは川?という感じ。まぁわざわざ見に来るまでもないかもしれない.....。ここなら海峡横断水泳がワタシにも出来るか!?。
さて観光もしたし、そろそろ島をまわりましょうとは走り始めたが、持ってきた地図が同僚から貰った観光地図で、チョーアバウトな地図のためにしばらく迷走してやっとの事でK26に入る。島海岸沿いではなく、直接島の北側へ抜ける道なので上りはある程度予測していたが、いきなりの登りで既に足が終わった....。それでもなんとか登りきったら、島の北側が見渡せて気持ちいい〜。
吉田への途中、無人販売所を発見、覗いてみるとそうめんがあった。でもその隣には見慣れないものが....。”ふし麺”とある。面白そうなのでそうめんと一緒に買ってみた。帰ってからパッケージの裏を見ると、吸い物やサラダに使うらしい。うーん、吸い物もサラダも自分では作らんしな.....家族へのお土産だな....。
小豆島は石の町、というか瀬戸内は結構多いのか?クライミングで良く行っていた高松の庵治、しまなみ海道の大島も同じく花崗岩の産地だし。採石場の壁に大クラックが走っている。
アップダウンを繰り返しながら、K26は小豆島北端を目指す。普段なら程よいアップダウンなんだろうけど、今のワタシには辛いアップダウンである。もう坂を見ると直ぐにフロントインナーでクルクル作戦である。高度が上がると景色は抜群である。遠くには家島諸島の島かな?が見える。スタート時は曇っていたが、この頃から少しずつ陽射しが出てきた。
小豆島北端の藤崎をまわって吉田に下ったところでお昼。島の半分を2時間弱で走った。まぁ予定通りと言えば予定通りかな。吉田に下りて振り返ると、さっきみた採石場の反対側と思われる山肌にとても魅惑的な露出したフェースが....(笑。ここには数少ない補給ポイントであるレストランがあるが、やはり小豆島に来たからには、やはりお昼はそうめんでしょ。ってことでここはパスして福田港を目指す。しかし福田港でもそうめんの文字を見る事が無く、島の南側でそうめん屋探す事にして早々にパス。
登りでチネリに乗ったローディーに抜かれる。が、今の自分にはついて行ける足等無い...。そういえば、小豆島はしまなみ海道と違い自転車乗りの姿がほとんど無かったな。途中、また大阪城残石丁場跡や、八人石という巨石を見つつ、城ヶ島が見えるベンチで休憩がてら写真を撮っていたら、さっきに抜かれたローディがやってきて、しばし談笑。どうやら地元の方らしく、聞けば小豆島ライダーハウス”ライハのツボ”のオーナーさんだった。折角小豆島に来てくれたんだから、自分のお気に入りの場所を紹介しますよと言うので、案内してもらう事にした。途中、後半の山場と思っていた橘峠を登らなければならないが、ワタシの足に合わせてゆっくり登ってもらう。登りはそれでも十分辛かったが、話をしていると、色オーナーの趣向が色んな部分で自分と被るのでなんだか可笑しかった。
案内されたのは、草壁本町にある醤油蔵”ヤマロク醤油”。小豆島の古い家並を迷路のように抜けるとひっそりそこはあった。なにかタイムスリップでもしたような静かで趣がある場所だ。蔵の見学も出来るというので、五代目に案内されて蔵に入った。中に入ると強烈な醤油香と度肝を抜かれる光景。それは、醤油が入った木桶はもちろんのこと、柱や梁、漆喰に至るまで麹菌に醸されてボロボロになっている。醸造蔵のイメージは、コンクリートの床とホーローかステンレスのタンクがならんだイメージしかなかったが、ここはまるで違う。醤油の歴史というか小豆島の歴史を直接目で見る事ができる場所だった。五代目の話も菌好きには面白かったし。
見学した後、ヤマロクの醤油を利き酒ならぬ利き醤油。利いた全部の醤油を持って帰りたかったけど、今回は鶴醤と菊醤の2本だけ買いました。残りはまた来れば良いしね。(笑
そして、やまろく茶屋で”醤油プリン”をいただく。ほのかな醤油の香りがするプリンはたいへん美味しかったです。
草壁本町で本屋によるというライハのオーナーと別れ、土庄のフェリー乗り場へR436を戻るが、別れ際、ライハのオーナーが国道を走るよりこっちの方が絶対景色が良いと勧めてくれたK252に左折。しかしれこれがまた泣きたくなるような坂......。もう足着こう、楽になろうと、折れそうになる気持ちと格闘しながら何とか登りきれた。峠を少し下ると小さな集落があって、そして千枚田が広がる。うーん、苦労して登った甲斐があったよ。農村歌舞伎の舞台等も見て土庄まで一気に下って、15時にフェリーターミナルに戻ってきた。帰りも輪行する時間はあったけど、面倒くさくなったので、350円払ってそのまま乗せて帰って来た。やっぱりこの方が楽だ.....www。結局そうめんは食べられず......。以外にそうめんをやっているお店が小豆島には少ないという事が分かったよ。しょうがないので高松でうどんを食べて帰って来ました。
ということで本日のリハビリは70km。でもポラールの使い方を忘れて途中で動かなかったりしてるから、データが途中で無くなっているのはご愛嬌。標高はあまり無いけどアップダウンはキツかった。でもなかなか良い島でした!また行きたいね!!今回は山は全然登ってないので、もう少し登れるようになったら山にも登りたいし。
小豆島に一泊千円のベースキャンプが見つかったので遊びに行き易くなったぞ!
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