BD-1は今までも色々と弄ってきたけど、構想して実行に移せないのがインチアップだ。特に大きな障害となるのは、普通のブレーキアーチだとインチアップしたリムでは調整範囲を外れてしまい、基本的には対応できない。台座を移動してしまうアダプタも売られているが、それだとBD-1の場合はフロントスプリングに干渉してしまう。調整範囲の大きいブレーキアーチがあれば使えるということになるんだけど、BMXで実績があるPAULやLDCだと1Setで1.5諭吉だから前後で買うと3諭吉......(^^; あまりに高価過ぎるので諦めていたら、PAULに良く似たブレーキが比較的安価(と言ってもシマノVアーチより高い)であるという。探してみたらMr.ControlのPA-V2というブレーキらしい。
都内の小径車専門店に行けば買えるというので、何回か行ってみたけどいつも売り切れで、入荷時期も分からないという状態で、こりゃインチアップは無理かな?と思ってたところにヤフオクの網にこいつがひっかかった。こいつが上手く付けば、BD-20化へ大きく近づく事になる。
購入してから1年位倉庫で眠ってたこのブレーキ、自転車よりクライミングの方が忙しくて、自転車を弄る時間が無かったからね.....(笑
先週末にやっと包装から出して、BD-1の交換を始めた。順調にリア側を交換してフロントへ移って作業していたのだが、アーチを固定するボルトをいくら締めてもガタが取れない。変だなぁと思いながらもさらに締め込んで、良ーく見たら台座ごとガタガタと動いている....。台座のネジが緩んでたのね....。うわっ!と思ってブレーキアーチを外したけど、アーチと台座の間に入るカラーがちょうどかしめられたような状態となって抜けなくなってしまった。ヤバい、折角のブレーキが使い物にならなくなっちゃう!何とか手持ちの工具を駆使して、カラーを引っ張りだしたのだが、丁度上下から押し潰した感じなので、全体が1mm短くなり、カラーの部分が0.1mm直径が太くなってしまった。当然もうブレーキアーチには入らない。ヤスリで削ってみたけど、ちょっとやそっとじゃダメみたい......。
ちょっと諦めかけてたけど、今日は人間ドック休暇で、病院から帰って来てもバリウム縛りで外に遊び行けないので、カラーを削ってみることにした。ドリルの先にカラーを付けてエメリー紙を当ててスイッチON!。削れ具合を確かめながら少しずつ削ってみました。全長も短くなっているので、このまま入っても、リターンスプリングのストッパーとの遊びがないので、カラー側のひさし部分もダイヤモンドヤスリをあててガリガリ削りました。
削った結果がこんな感じ。何となくいけそうな感じになりました。早速取り付けてみると、問題ないみたいです。ふぅ〜良かった。このブレーキとBD-1の相性ですが、上手く付けないと、ブレーキシューの取り付けネジとフレームのクリアランスの問題が出ますね。でも、機構がシンプル過ぎて片効きの調整がやり難いのかなと思っていましたけど、案外簡単に調整が出来ました。あとは耐久性ですかねぇ....。なにしろ安いですからねぇ。
早速近くをちょっとだけ走ってみましたが、タッチもそんなに悪くありませんね。ただ、BD-1のリム幅が結構広いので、棒がニョキって出っ張るのはちょっと格好悪いかな。20インチ化するときのリムは幅の狭いヤツを選ばないと....
さて、ブレーキは準備出来たから、次はいよいよホイールだな....
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